Q-SYS
Q-SYSは、米QSC社が開発した音声・映像・制御が統合されたシステムプラットフォームです。音声のルーティングやプロセッシングはもちろん、自社開発のAoIP規格であるQ-LANを利用して、他社にはない柔軟な制御機構や映像ストリーミングを実現しています。その圧倒的なパワーは、大規模設備における厳しい仕様要求で大きな優位性を発揮し、他の追随を許しません。
スタジアムやアリーナ、アトラクション、テーマパーク、ホール、公共インフラ設備、議場や裁判所、ホテル、カジノ、宗教施設、オフィスビル、教育機関など、統合型のオーディオソリューションを求めるシーンにおいて、Q-SYSの機能性・拡張性はファーストコールとなるでしょう。
Q-SYSは、Coreとその他のQ-LAN対応デバイスによって構成されます。
Coreはシステムの頭脳です。⾳声のルーティングやプロセッシング、制御を中枢処理します。Coreは集中管理型と分散配置型の両方に対応しています。Q-LANに対応したI/Oやパワーアンプをイーサーネットで接続することによって、システムは柔軟に拡張されます。単に音声入出力を増やすだけの拡張ではなく、例えば、Q-LANに対応したパワーアンプでは、二次側の短絡状況や負荷インピーダンス、機器ステータスなどの制御情報を監視することが可能です。
アプリケーション側の要求に応じて、Q-SYSは様々なレベルのシステムに対応します。
Q-SYSでしか実現できないこと
システム冗長性
既存のデバイスはネットワーク部の二重化を神話のように謳ってきました。しかしながら、いくら経路が二重化されていても、エンドデバイスであるハードウェアが故障すれば、システムは一瞬で破綻してしまいます。
Q-SYSは構成するほぼ全てのデバイスは、ネットワーク部の冗長化とハードウェアの冗長化に対応しています。仮にA系のハードウェアに障害が発生しても、Q-LANによる制御で、自動的にB系のハードウェアがアクティブになります。このようなフェイルオーバーを実現しているオーディオソリューションはQ-SYSのみであるといえるでしょう。
ソフトウェアベースならではの豊富な機能性
ラックに納まった再生機器・録音機器、専用のエコーキャンセラーカードはもう必要ありません。
音楽ファイルの録音・再生や、インパルスレスポンス測定、会議室用のAEC(Acoustic Echo Canceller)、外部制御用インターフェースを実装するために、別途ハードウェアを用意する必要はありません。Q-SYSはこれらを全てソフトウェアベースで実現しています。512ch x 512chのフルマトリクスや、スケジューラー、音場調整用のプロセッシングなどの機能も、もちろん利用が可能です。
これらの機能は、Q-SYS Designerを利用することで誰でも簡単に実装することができます。
アプリケーションに応じて構築可能なユーザーインターフェース
ユーザーインターフェースを提供するために、サードーパーティ製のコントローラーを用意する必要はありません。 Q-SYS Designerで構築したユーザーインターフェースは、タッチパネルコントローラーであるTSCシリーズや、汎用のWindowsコンピューター、iPadなどの多様なデバイスにロードすることが可能です。
Seriesシリーズ一覧
Q-SYS Core
DSP
Q-SYS Core
DSP
Q-SYS Core
DSP
Q-SYS Core
DSP
Q-SYS Core
DSP
Q-SYS Core
DSP
Q-SYS Core
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